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北京de道楽

北京在住10数年の私が、北京での生活など日々の暮らしを紹介してます。
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南アフリカ ワールドカップ グラーフライネ観光

昨日も到着が遅かったので、今日はゆっくりめに起きました。それにしても静かでおまけに寒い!朝起きたら空気がひんやりしてました。夕べベッドに入るとき気づいたのですが、電気マットが敷いてあってお布団がぬくぬく!アフリカは今冬なんだな~としみじみ感じます。
 
昨日通ってきたカルーという平原は、ラベンダーも有名らしく、このB&Bではそのラベンダーでつくられたバスソルトやハンドソープ、ハンドクリームなどがアメニティとして使われていました。歯ブラシ、シャンプー、スリッパはないのにね。笑
 
ちょっと洗濯なんかもして、11時くらいにお部屋を出発。朝食は時間内にいかなければ食べられないものと思っていたので特に気にしていなかったのだけれど、ダイニングにはなぜか二人分の朝食らしきシリアルがきれいに盛り付けられて用意されている・・。
 
これ、もしかして私達の??
 
と思って、キッチンのほうへ声をかけてみるとこれまたハリウッド映画にでてきそうな黒人さんの太ったメイドさんが現れて、残しておいたのよ、と教えてくれました。
申し訳なくて、とりあえず用意されていたシリアルとグレープフルーツをコーヒーとともにいただきました。グレープフルーツはちゃんと房ひとつひとつにナイフがはいっていて食べやすい。
 
ポートエリザベスでも昼間歩けたので、ここも早速散策にでかけてみました。グラーフライネは、カルーという平原に囲まれた世界でも珍しい自然保護区の中にある街。南アフリカで4番目に古く、街には重要文化財に指定されている建物が200以上建っているそう。なので、今回の南アフリカ旅行のなかでとっても行ってみたかった場所がここグラーフライネなのです。
 
午前中はまだちょっと肌寒かったので、タンクトップに半そでブラウス、その上に冬用のカーディガンをはおってジーンズに靴下という格好で出発。
でもお昼時になってくると太陽の光もかなり強く、寒さは感じないしカーディガンだとちょっと暑いかな?と思うくらいでした。
 
B&Bから街のメインの通りまではほんの5分くらい。街自体もとても小さいので余裕で歩いて市内観光できます。とうか、他に交通手段はないのですが。笑
 
とにかく空は真っ青で、建物はみな低い平屋の真っ白な木造建築の建物ばかり。
 
歴史あるケープダッチ様式の家やビクトリア様式の家など、まあ美しいことこの上ない。近代的なものがあまり目にはいってこないので、なんだかどこか別の時代へタイプスリップしてしまったかのようです。
 
とっても2010年にいるとは思えません。よく西部劇にでてくるような、木造の家と馬車が通ってるああいった街並みの映画セットを歩いているみたい。ま、ここは南アフリカですけどね。
 
どこを撮っても絵になります。泊まってるB&Bも200年の歴史あるスウェーデン系の領主の館を改築したB&Bだそうですが、そういった何百年といった歴史ある建物の入り口には歴史遺産をあらわす紋章が飾ってあり、街中には紋章のある家ばっかりですよ!すごいっ!
 
自然保護区の中にある街だからか、周りをぐるりと山に囲まれていて高い建物が全くないので景色が本当に素晴らしい。空気も信じられないほど澄んでいて、深呼吸すると体中の細胞が喜んでるように感じます。一口に南アフリカといっても都市によっていろんな顔があって、ほんと一言では言い表せないですね。しかもイメージするアフリカとは違って自分がアフリカ大陸にいるとは思えないし。
 
お昼は、1805年建築の建物を改装したドロスディホテルで。みるからに古そうなあまりごてごてしてないホテル。中庭のランチがおススメとガイドブックにあったので中庭へ。
 
この中庭がとっても広くてテラス席の奥はちょっとした公園みたい。色とりどりの花が咲き乱れて気持いい~!で、ルイボスティとチーズ&オリーブサラダとキッシュをいただきました。このキッシュが最高♪ほうれん草の甘さと香ばしさ、たまりません!
 
南アフリカにきてから飲み物はずっとルイボスティ。ケープ半島のセダーバーグ地方にしか生息しない植物の葉を乾燥させた、カフェインを含まない健康茶。これを飲んでいたら医者要らずといわれるほどなんだそう。
 
ローズヒップをマイルドにしたような紅茶といったところ?とにかく大のお気に入り。ただでてくるのはみんなティーバッグ。いろいろブランドがあるみたいだけれど、私的にはkhoisan tea というブランドがイチオシ。
 
その後、一般公開してる旧宅をみにいきました。観光客も割と多く普通に街を歩いているしまったく危ない雰囲気はないですね。B&Bの人も安全です!といっていたけれど、本当に何も心配しなくて歩けるというのはうれしいです♪
  
旧宅院は素敵なおうち。床はかなりミシミシいってるけれど歴史を感じさせるし、調度品とか飾りが当然ながら全てアンティークでうっとり。ベッドカバーやいろんなカバーにレースがふんだんに使われているし琺瑯グッズも多くて、欲しい・・・。
 
キッチンもとんでもなく広くてうらやましいです。お庭も広いし葡萄棚があったりワインの製造小屋もあってこんなところで子供時代を送れたら幸せだろうな~。
 
建物の地下室は小さな博物館のようで、当時の医療用具とか教育の様子とかが展示されてあるんだけれど、説明はなにもないし人はいないし、地下室でひんやりしてておいてある人形がむちゃくちゃ恐かったりするので、その辺のお化け屋敷よりインパクトあるかも。笑
 
庭続きに隣の旧宅院も見学。こちらも相当古いお屋敷で、当時入植してきた人々の暮らしを再現してました。子供部屋がとにかくキュート!現代にも十分通じるほどのラブリーさでした。庭にはボーア戦争時代のミリタリー資料室なんてのもありました。
 
その後いったんB&Bに戻り、オーナーがサンセットをみに連れて行ってくれるというのでオーナーの車にのってサンセット見学へ出発。山の上と聞いていたので、ジーンズの下にタイツをはいて、冬用カーディガンの下に夏用カーディガンもきて、念のためダウンももって出発。
 
最初、誰か別の人が連れて行ってくれると思っていたのに、なんとオーナー自ら運転してつれていってくてるそう。彼はここのコックでもあるのにこの時間に抜け出して大丈夫なのかしら??笑
 
元々銀行関係で働いていたらしいけれど、奥様がグラーフライネの方で料理が得意だったこともあって銀行を辞めて何年か前にここをかってB&Bを始めたのだそう。過去に南アフリカで最高のゲストハウスに贈られる賞を何度も受賞してるそうで、レストランとしても人気なんだそうです。
この至れり尽くせりぶりからみても、何度も賞を受賞してるのが納得できますね。
 
街をちょっと出ると、そこはもうカルー。自然保護区の中にあるだけあって当然周りには動物がいっぱい!まーっすぐ続く一本道に両側はずーっとずーっと広く続く平原。感動的!オーナーは所々止まりながら、あそこに
動物が!!とか教えてくれるんだけれど、なかなか目がなれなくてみつけらません。
 
こっちからはよくみえなくても、たっくさんの動物がこの平原にはいるそうです。最初にみえたのはKUDUという名前のレイヨウとも呼ばれるシカに似た牛科の大形動物。角が見事で思わず写真をいっぱい撮ってしまいました。オーナーはシマウマがみえる!というのだけれど、私にはさっぱり・・
 
ダチョウもサルも普通にその辺にいてすごいわ~。野生の動物園だわ~。
動物をみてるとまじで童心にかえりますね。
それからネイチャーパークへ。ここでもKUDUがいっぱいいてこちらをじ~っとみてました、人間はあまり恐くないのかしら。
 
車を降りて歩いて頂上を目指します。風が強く寒いのでダウンを着てみましたが、そこまでの寒さではなかったかも。ここはValley of Desolation荒廃の谷間という所で、何万年の地形の変化で切り崩された岩山が聳え立つ、グランドキャニオンのような光景が眼下に広がる所。
 
もうこれは絶景以外のなにものでもないですね。見渡す限り岩山とカルーしかありません。そこへ夕日が沈み辺り一面がふわ~っとピンク色に染まるんです。同時に月も輝いてきていや~幻想的
そんな雰囲気最高のところに、オーナーがバスケットの中からワインを取り出して”乾杯しましょう!”とかいうじゃないですか。
 
もうこの映画のようなシュチュエーションにそれだけで酔ってしまいそう。笑 素晴らしいサービスですわ。
南アフリカのおいしい白ワインと共に夕日に乾杯。ロマンチック!!
 
そしてB&Bに戻りました。お部屋でしばらく休んでから7時半に暖炉のある居間に宿泊客が全員集合。この暖炉、本当に使われているところがすごい。とーっても暖かいのです~。どうりで昼間道端で薪が売られていたわけですね。
 
オーナーがメニューを読み上げて、前菜、メイン、デザートをそれぞれ二つの選択肢から選びます。前菜はスープとクレープに包んだ蝦にしましたが、どちらも優しい味わいでおいしい。食材はすべてこの辺りで採れた物を使うのだとか。
 
メインはラムとKUDUに。ラムはちょっと北京には負けるかも?笑 でも昼間みたKUDU、こんなにもおいしいお肉だったとはちょっと意外!鹿みたいでちょっとおいしそうには思えなかったのだけれど、臭みもないし柔らかいし大感動!のおいしさでした。オーナーはハンターでよく狩りにいってるそうですが、KUDUは新鮮なものでないと臭くて食べられないそう。

スローフードを謳ってるレストランだからか、量はかなり控えめ。パンも手作りで甘さがあって素朴な味でした。お客は私達とスイス人のサッカー仲間とケープタウンに住んでるご夫婦。スイス人の人達は明日ブルームフォンテーンへいくとかで、いかにもサッカー好き!といった感じの男性客グループ。
 
ケープタウンに住んでいらっしゃるというご夫婦は、プードルのワンちゃんを連れて食事してましたが、このワンちゃんと奥様のもつ気品がとっても似てるんですよね。この奥様、美しいのだけれど正直現代とはかけ離れた何世紀か前の貴族のお姫様みたいな雰囲気と服装の方で。他の大都市にいったら相当浮いてしまいそうだけれど、このグラーフライネだとこれがまた見事にマッチするんですよね。
 
7時半すぎにやっと始まった食事でしたが、10人分の食事を一斉にだすので少々時間がかかります。本日は日本戦。そうこうしてるうちに日本戦が始まってしまい。このB&Bにはバーにテレビが一台あるのみ、なんですね。
 
手の込んだお料理を作ってくれてるのに席をはずして試合をみにいくわけにもいかず、合間を見て試合をみたりしてましたがなんと勝ってるではないですか!
 
デザートの前に貴族のお姫様みたいな奥様が席をはずしたのだけれど、戻ってきた時にわざわざ私達のテーブルまでよってきてくださって
 
”もう一点はいったわよ”
 
とささやくように耳打ちしていってくださいました。なんとお優しい!笑
 
デザートはそれはそれはおいしいヌガーのはいったクリームを焼き固めたようなお菓子とアイスクリームで美味!コーヒーだけテレビのあるバーにもってきてもらう事にして、私達はいそいそと退席。そうこうするうちに、スイス人のグループもバーにやってきてみんなで日本戦を観戦!最後のあの本田からのパスの岡崎のシュートはかっこよかったですね!!その場にいたみんなで大喜びでしたわ。
みんなから
 
”Honda,great!!”
 
とかいわれると、なんか身内でもないのにうれしくなってしまいます。単純。笑 でも決勝トーナメントに出場するなんてすごいすごい!
 
貴族のお姫様みたいな奥様のだんなさんは、超リッチマンだそうですが試合に勝った!となったら、なんとその場にいた全員にワインを一杯おごってくれましたよ。素敵だわ~太っ腹だわ~。
幸せ気分で酔っ払いましたー。
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